小学校の同級生に、はかまやさんの子がいて。
「ぼくのうちは『はかまや』なんだよ」って言ってた。
神田日活の映画館の左側にあったお店だったのよ。ええと、はかまやさんがあって、となりがオモチャ屋さん。模型があって子どもたちがよくのぞいていて、あなたたちでもきっとみたくなるようなお店。おもちゃやの隣がレストランがあって、その隣もレストランで・・・。
「ランチョン」というレストランだったわね。父が好きでよく行っていた。子どもたちは洋食などを食べていて、父はお酒が好きだったからビールを飲んでいたかな。
父はお酒を飲むのにうるさくて、酔ってふらついてはいけないと兄にも言っていたから、玄関を入ったとたんに、ばたーんと兄が倒れて。家に帰るまでは倒れてはいけない、だから玄関で倒れていたのよ。
ランチョン
「神保町」交差点そばの老舗ビアレストラン。もともとは、明治42年開業の西洋料理店。
現在も営業している。
食べログ
「神保町へ行こう-神保町写真館」
上記のサイトに、ランチョンと日活写真館の写真がある。
説明によると、
「昭和5年当時、神田区内には映画館が9館もあった。現在、タキイ種苗東京店がある場所にあった神田日活館の夜景。左には「フクヤ」という洋服屋さん、そのとなりにはビアレストラン・ランチョンがあった。」
このフクヤが袴屋だったのかもしれない。